ガリ版伝承館企画展2021

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ガリ版伝承館コレクションⅡ 創作孔版画家集団・甃土会 (1964→ 1977) の世界展」

 謄写版は事務印刷の手段、孔版美術印刷として発展してきた一方で1940年代に入ると、謄写版でつくる版画〝孔版画〟という美術の世界が生み出されます。その第一人者が若山八十氏(わかやま・やそうじ 1903-1983)です。若山は、日本版画会において孔版画を世に知らしめただけでなく、後進の指導にあたり優れた孔版画家が育ちました。
 1964(昭和39)年、若山を中心として、その周辺にいた孔版画家の大場正男(福岡県)、遠山喜栄蔵(千葉県)の二人に、若山のもとで研鑽に励んでいた本間吉郎(東京都)が呼びかけて創作孔版画の会をつくることとなりました。この時、若山の発案で毎月の最終土曜日に集まっていたため「終土会」と呼ばれていました。これがベースとなり詩的な名称として「甃土会(しゅうどかい)」と命名されました。発足後、塚越源七(東京都)、森田睦(東京都)、山田信一(東京都)、奥村弘彰(アドバイザー)、平田博(福岡県)、松岡敏行(福岡県)、水谷清照(埼玉県)、嘉部弘(東京都)、大畑博嗣と入会者も順次増えて最終的に12名となっています。
 当会は1977(昭和52)年まで続き、その間、甃土会本展は10回、九州展、小品展、画集展と盛んに作品が発表されました。
 今回の企画展では、ガリ版から進展した技術や道具から生み出された創作孔版画という新たな芸術の世界を築いた作家の主に小品を中心に館蔵品を紹介します。

日時:2021年11月13日(土)~2022年1月30日(日) 【土・日のみの開館】

(但し11/23(祝)開館)(年末年始(12月28日~1月4日)休館)

AM10:00-PM4:30〈但し入館はPM4:00まで〉

会場 東近江市ガリ版伝承館

入館無料